広島・上本 右太ももに死球もボール判定 岡田監督ベンチで苦笑い 解説者も「本能」「珍しいケース」
「広島-阪神」(5日、マツダスタジアム)
広島の初回攻撃で珍しいプレーが起こった。先頭の菊池が中前打で出塁し、無死一塁で上本の打席。が2ストライクから3球目、内角球を右太ももに受けた。内に食い込む変化球によける動作がなく、思わず右足出してしまったことで、球審は「ボール」の判定。
それでも右太ももに直撃し、上本は顔をしかめて治療に戻った。解説者は「珍しい形ですね」と驚きながら、「なんとか塁に出ようとする本能でしょうね」などと、気持ちが入った打席に頷いた。
治療中は両軍ベンチともに、思わず笑みがこぼれる和やかムード。阪神・岡田監督も白い歯を見せていた。上本は治療後、阪神ベンチに一礼して打席へ。その後、中前に運んで好機を拡大させた。