【石原慶幸氏の眼】バッテリーに注文「強打者こそ“かわす”投球にならないことが重要」

 「広島9-2ヤクルト」(29日、マツダスタジアム)

 広島はヤクルトの一発攻勢の前に沈み連敗。シーズン75試合目にしてついに自力優勝の可能性が消滅した。

  ◇  ◇

 この日の2本塁打もそうだが、ヤクルトは村上をはじめとして各打者の状態が非常にいい。広島バッテリーとすれば、すべての打者に、細心の注意を払うという厳しい攻めが要求される。

 ただ、そこで重要なのは“かわす”投球に陥っては、さらに苦しくなるということだ。

 今のヤクルトに対して、打ち込まれるというのは何も広島だけではない。他球団も総じて打ち込まれているのだから、必要以上に自信をなくすべきではない。

 私も経験があるが、こういうチームを抑えるのは本当に大変だ。それだけに“かわす”方向に行ってしまいがちなのだが、そこでグッと踏ん張って、自身の投球スタイル、持ち味というものを理解し、「絶対に抑えてやる」という強い気持ちを持ちながら、払うべき注意を払う。

 打線もヒットは出ている。援護もあると信じ、投げる前に気持ちを整理する。次戦は、重要だ。是が非でも3タテ阻止に一丸で向かって行ってほしい。

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