広島・虎キラー床田、大山斬る 絶好調男封じてAクラス復帰へ「勢いこっちにもらう」

 広島の床田寛樹投手(27)が20日、マツダスタジアムでの投手指名練習に参加した。21日の阪神戦に先発する。取材に応じた左腕は大山斬りで阪神を封じ、チームの連敗ストップに意欲を示した。今季の阪神戦は2戦2勝。防御率はセ・リーグ5球団で最も良い0・56だ。対大山も6打数1安打に抑えており、今戦でも絶好調の主砲を抑え、得点を防いでいく。

 要注意選手を問われた床田は即答した。「大山の一発かなと思います」。主砲は6月、9発を放ち、22打点を記録している。チーム再浮上の原動力となっている5番を確実に抑え込むことが、勝利を手繰り寄せる道だと明かした。

 阪神戦にはめっぽう強い。今季は2戦2勝で防御率は0・56。昨季も4戦3勝1敗で“虎キラー”ぶりは健在だ。対大山も今季は6打数1安打と好結果が残っている。

 ただ、6月の猛虎は破竹の勢いで白星を積み重ねる。14試合で11勝3敗だ。それだけに「その勢いをこっちにもらうというか、良い流れを持って来られるように粘り強く投げたい」と力を込めた。

 前回7日の楽天戦から中14日での先発になった。登板がない期間は筋力トレの負荷を上げランニング量も増やした。「万全で臨める」。今季3度目の虎狩りへ、準備は整った。

 大瀬良、森下、九里の3本柱を立てて臨んだ前カードのヤクルト3連戦を全敗。連敗は5に伸び、阪神に代わってBクラスに転落した。それでもゲーム差はなく直接対決に勝利すればAクラスに復帰できる。

 「週のはじめを今投げさせてもらっているので何とか勝ちたい」。負の流れを止めるために全力で左腕を振り抜く。

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