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九里4被弾で3本柱が大誤算3連敗 カープ今季最悪5連敗 1ゲーム差で最下位危機

 「ヤクルト8-3広島」(19日、神宮球場)

 投壊に歯止めがきかない…。広島が今季ワーストの5連敗で、借金は同ワーストを更新する「5」に膨らんだ。先発・九里亜蓮投手(30)は自己ワーストの1試合4被弾で5回5失点KO。リーグ戦再開の今カードは大瀬良、森下、九里の先発3本柱を投入したが痛恨の3連敗。ついに最下位まで1ゲーム差の危機に直面した。

 青空に向かって伸びていく打球を、九里はただ見届けるしかなかった。プロ入り初の屈辱。五回2死で村上にこの日2本目のアーチを浴びると、マウンドで両手を膝につき、しばらく顔を上げることができなかった。プロ入りワーストの1試合4被弾。「失点が全て本塁打なので。しっかり映像を見直してやっていくしかない」と懸命に前を向いた。

 悲劇の幕開けは2点リードの二回だ。無死一塁から青木に左翼へ同点2ラン、続く三回は2死から村上に左中間スタンドにソロ。狂い始めた歯車は戻らず、五回は先頭・塩見に左翼スタンドまで運ばれた。そして2死からまたもや、村上に初球を右越えソロ。完璧に捉えられた。

 先頭打者、四球後、そして2死走者なしから4番打者に2被弾。長打だけは避けなければならない場面で最悪の結果を招き、佐々岡監督も「一番、やってはいけない」と厳しい表情で敗戦に至る過程を振り返った。二回の同点弾も、直前の攻撃で九里自身が犠打を失敗して併殺打に倒れた直後。「次の回の先頭は、流れ的に絶対抑えないといけない。きょうはそこでしょうね」と指摘した。

 交流戦で最下位に沈んだチーム。悪い流れを断ち切ろうと、今カードはローテを再編して大瀬良、森下、九里の先発3本柱を投入した。だが首位を快走するヤクルトの前に屈し、3投手とも黒星を喫して同一カード連敗。描いた青写真とは真逆の結末が待っていた。

 攻撃陣は一発が出るものの、つながりを欠く状況。東出野手総合コーチは、2軍から若手を昇格させて現状打開を図るプランに「それは十分に考えている」と“起爆剤投入”の可能性を示唆した。

 3連戦で計7被弾し、ヤクルト戦は引き分けを挟み6連敗。力の差を見せつけられただけでなく、5試合連続の2桁被安打とチームの課題が改めて浮き彫りになった大敗劇だ。「もう一回、原点に戻って。先発が(試合を)つくらないと。もう一回、そこを目指します」と指揮官。火曜日からは3位・阪神と本拠地で3連戦が待つ。これ以上、引き立て役に回っていられない。

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