広島・マクブルーム やっと出た23試合ぶり弾 “不敗神話”崩れるも再浮上の兆し

 「ヤクルト8-3広島」(19日、神宮球場)

 広島のライアン・マクブルーム内野手(30)が初回に放った7号ソロは、非常に価値ある一発となるはずだった。1点先制してなお1死一塁での打席。

 その一走・菊池涼がけん制死。先制の流れが消されかねないムードの中、それでも4番は「先制点を取ったキク(菊池涼)の良い流れに乗ってアグレッシブにいった」と、味方を持ち上げながらの一撃で2点目を奪った。

 今季、マクブルームが本塁打を放った試合はすべて勝ってきた。石川の幻惑投法に乗ることなく「自分を信じて強いスイングができました」と、捉えた打球は左翼席上段に届いた。この試合も「いける」と思ってしかるべき、ビッグアーチだ。

 しかもマウンドには過去2戦、勝敗つかずも14回で1失点とヤクルトに相性がよかった九里だ。その九里が5回5失点KO。本人も「チームに勝ちがつかなかったのは悔しい」と振り返ったが、5月20日・中日戦以来となる1カ月ぶりの一発は、“不敗神話”の効力を失っていた。それほど、交流戦で受けたチームのダメージは大きかった。

 借金5。踏ん張りどころだ。3戦無安打の4番に出た、23試合ぶりの一発。「感覚もいいものがある」としたマクブルームの復調を、チーム再浮上のきっかけとするしかない。

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