広島・遠藤「一週間、いろいろな思いがあった」初完封目前で崩れたG戦の悔しさ晴らす

 お立ち台で笑顔を見せるマクブルーム(左)と遠藤(撮影・立川洋一郎)
 ロッテ打線を相手に力投する先発の遠藤(撮影・立川洋一郎)
 7回表途中で交代した塹江(左から2人目)が後続を断ち、捕手・磯村(右)とタッチを交わす遠藤(撮影・立川洋一郎)
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 「広島5-2ロッテ」(25日、マツダスタジアム)

 先発した広島・遠藤淳志投手(23)が、6回1/3を4安打2失点にまとめて今季3勝目。プロ5年目で交流戦初先発に臨み、初勝利を挙げた。「前回悔しい投球で終わったので、今回はテンポ良く投げようと思ってマウンドに上がりました」と、笑顔で振り返った。

 失点は2本のソロ本塁打。三回から五回までは相手打線を無安打に封じた。2点リードの六回は2死一、三塁でマーティンから空振り三振。反撃を食い止め、七回途中で降板したが役目を果たした。

 悔しさが全身に充満したのは先週17日、先発した宇都宮での巨人戦。八回まで相手打線を無得点に封じ、プロ初完封勝利を視界に捉えた。だが九回に無死満塁のピンチを招き、降板。チームはその後、サヨナラ負けを喫した。「きょうに至るまでの一週間、いろいろな思いがある中で、いい投球ができた。次もいい試合ができるように」と誓った。

 チームは昨年、交流戦で先発投手に一度も白星が付かずに苦戦。前夜の零封負けの流れを止め、連敗を阻止した右腕の投球。佐々岡監督も「前回あと一歩で悔しい思いをしたけど、試合をつくってくれた。本塁打は浴びたが、球の強さもキレもあった」とたたえた。

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