「広島－ヤクルト」（１５日、マツダスタジアム）

　広島のドラフト３位・中村健人外野手（２４）＝トヨタ自動車＝が、待望のプロ初本塁打を放った。

　２点を追う五回だった。無死一塁でヤクルト先発・石川から右越えに同点２ラン。フルカウントから外角の球を捉えた打球はそのまま伸び、右翼スタンドギリギリに着弾。価値ある節目の一発で試合を振り出しに戻した。本人は「３ボール２ストライクだったので、浮いたボールに対して強いスイングをしようと心がけていった結果、最高の結果になって良かったです」とコメントした。

　三回の１打席目にはチーム初安打となる左翼への二塁打。ここまで２打数２安打と、バットで存在感を示している。