広島ドラ2・森 「5人目勝ち取る」 開幕ローテ残り2枠を玉村、小林と争奪戦 2日先発
広島のドラフト2位・森翔平投手(24)=三菱重工West=が1日、横浜スタジアムで2日・DeNA戦の先発に向けて調整を行った。佐々岡真司監督(54)は開幕ローテーションの5、6番手候補に玉村昇悟投手(20)、小林樹斗投手(19)と森の3人を挙げており、し烈な争いが本格化する。
開幕ローテ争いの第1ラウンド。先陣を切るのはルーキーの森。この日は自身初という横浜スタジアムで調整、キャッチボールなどで汗を流した。
「4番手まで決まっているんで、5人目を勝ち取れるようにやっていきたいという気持ちは強いです」
すでに4年連続開幕投手の大瀬良から昨季最多勝の九里、森下、左腕の床田までは決まった。佐々岡監督は「よっぽどのことがない限り3人で」と森、玉村、小林を競争させる方針を明かしている。
森は22日・DeNAとの練習試合では先発し、初回に1点を失ったものの2併殺など打たせてとる投球で3回1失点とまとめた。
「この前はボールが高めに浮いてしまって、それを痛打されることが多かった。ボールを引っかけ気味だった。しっかり直して、低めに、という意識で取り組んできました」
反省を生かし、結果につなげる。プラスして収穫もあった。
「2球しか投げてないんですけど、左打者の内角にチェンジアップを投げて、それを2球とも空振りしてくれたので、そこに投げ切れたというのと、打者の反応を見て、悪くないんじゃないかなと」
左の強打者が多いセ・リーグ。内角を突くチェンジアップは大きな武器になると信じる。持ち味をフルに発揮し、予定の4回を投げきるつもりだ。