「広島春季キャンプ」（１日、日南）

　ドラフト５位・松本竜也投手（２２）＝ホンダ鈴鹿＝は“ヤクルト・清水似”の高評価を受けた。ストレートにカーブ、カットボール、フォークを交え３６球。ダイナミックな投球フォームから力強い直球を投げ込んだ。

　「自分が思ってる以上に良かった。自分でもできてる、できすぎてるっていうふうに思ってます」と照れ笑いを浮かべた。

　その投球に佐々岡監督は「松本なんかすごくゆったりとしたフォームで球のキレというか回転が良かった。本当に楽しみな投球をしていました」と高評価。高橋コーチも「ヤクルト・清水のようなイメージ」と評した。

　昨年の都市対抗では東邦ガスの補強選手として、３試合全てリリーフで登板して、計８回１／３を無失点の好投した右腕。その映像通りの投球に首脳陣も手応えを感じたようだ。

　今キャンプのチームの課題である守護神・栗林につなぐ七、八回を担う投手の発掘。ルーキーながら候補の一人に名乗りを上げた。