広島・中崎1軍キャンプ 佐々岡監督「重要ポイントになる」

 広島・中崎翔太投手(29)が20日、3年ぶりに1軍キャンプメンバーに抜てきされた。佐々岡真司監督(54)は守護神・栗林につなぐ“八回の男”として期待。3連覇を支えた元守護神が、1軍生き残りを目指していく。

 着実に歩みを進める右腕の視界が、明るく照らされた。佐々岡監督は「中崎を1軍に連れて行きます。中崎の復活は重要ポイントになるでしょう」とうなずいた。中崎の1軍キャンプスタートは19年以来3年ぶりになる。

 昨年11月10日、秋季練習中に行われた紅白戦に登板して2回無安打無失点の完全投球。直球の最速は150キロを計測するなど、首脳陣に猛アピールを見せた。好調を維持していることが抜てきの理由となった。本人も17日の練習後に「チームの力にしっかりとした成績で貢献できるように」と意気込んでいた。

 昨季は栗林にバトンをつなぐ七、八回の投手を固定できなかった背景がある。だからこそ、指揮官は3連覇時の元守護神にチームの“泣きどころ”を埋める働きを求めた。「実績のある選手に期待したいし、力が必要になってくる。栗林につなぐ勝ち(パターン)を担える投手。経験している投手なので期待したい」。最近2シーズンは低迷も通算115セーブを挙げている右腕。背番号21の復活ストーリーが日南の地から始まる。

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