広島ドラ5の松本竜也 タイブレークで無失点 サヨナラ勝ち貢献 東邦ガスで都市対抗
「都市対抗野球・東邦ガス2-1日立製作所」(4日、東京ドーム)
東邦ガスが、日立製作所に延長十回タイブレークの末、2-1でサヨナラ勝ちし、8強入りした。
補強選手として出場する広島のドラフト5位・松本竜也投手(ホンダ鈴鹿)が、無失点で切り抜け歓喜への道をつくった。
1-1で迎えた延長十回。1死満塁から始まるタイブレークから登板した。
先頭の3番打者に対して初球に直球を投げ込むと、最後は146キロの直球で空振り三振だ。4番を迎えても強気に攻める。1ボール2ストライクから内角膝元へ直球を投げ込み見逃し三振。2者連続三振という最高の結果をチームにもたらした。
投じた10球は全て直球。最速は146キロながら、伸びのある軌道に、日立製作所打者のバットは空を切った。
山田監督は「三振がほしい場面。タイブレークは松本でいくと決めていた」と起用理由を説明。続けて「(自分の武器を)前面に押し出した投球だった」と目尻を下げた。
右腕は、1回戦の三菱重工East(横浜市)戦でも六回途中から登板し、この回を無失点で切り抜けるなど、3回1/3を2安打無失点だった。2試合連続での快投は、チームに勢いをもたらすはずだ。