広島に「チーム大瀬良」 残留エース、森下ら5投手と合同自主トレ案 マエケンの教え

 チーム大瀬良の結成だ。広島の大瀬良大地投手(30)が26日、東広島市の宮島志和カンツリー倶楽部であったバッテリー会ゴルフに参加。来年1月に森下、大道、戸田、山口と沖縄で合同自主トレを行うことを明かした。計5人でのトレーニングは初めてで、開幕へ向け自身の準備もさることながら、若鯉の成長も促していく構えだ。

 国内FA権を行使せず、残留表明した記者会見で発した言葉を実行に移した。大瀬良が森下らと初めて合同自主トレするプランを披露。後輩が成長するための一助になるのも自身の役目。頼もしい投手主将の姿があった。

 「僕の考え方とか取り組み方とかを伝えて、勉強してもらえればいいなと思います」

 今年1月は、昨年に受けた右肘手術を考慮しリハビリメニューを組み込んでいたため、大所帯での練習ができなかった。プロ1年目を終えた森下から「一緒にやりたい」と弟子入りを志願されたが、断った経緯がある。

 今オフを前に、森下からは「どこでやるんですか?って。やることが前提のように言ってきた(笑)」。大瀬良自身も1年目のオフから3年連続で前田健太の背中を追った。エースから学んだ有形無形の教えが、成長曲線を伸ばしたと自覚する。だからこそ2年連続で受けたオファーを快諾した。

 場所は沖縄を選んだ。暖かく体が動く分だけ、トレーニングは厳しさを増す。予定では午前9時から始め、終了は午後5時ごろ。技術練習はするものの、基本的には基礎体力の強化が中心となり、ランニングやインターバル走&筋力トレーニングなどが主になる。

 若鯉からはハードメニューに戦々恐々とする声が上がるが「大したことはやっていないですけど、それぐらい若い子たちにはしんどい。1軍で頑張ってきている選手は、ちゃんとこれぐらいやって、キャンプなり、シーズンなりに備えているというものを知ってもらう」。あくまでもまぶしいスポットライトを浴び続けるための準備。その重要性を感じ取ってほしいと願った。

 残留会見で力を込めたのは「カープの伝統であったり、いいところっていうのはやっぱりカープの後輩たちに受け継いでいくものだと思う」だった。「僕が主導でやるのは初めて。分からないこともあると思うけど、協力しながらやります」。エースが歩んできた道のりを次世代に示し、投手陣の底上げを目指す。

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