広島の佐々岡真司監督（５４）が来季も指揮を執ることが２７日、決まった。この日、マツダスタジアムで行われた全体練習前、鈴木清明球団本部長（６７）が続投を要請し、受諾した。

　昨季は５位、就任２年の今季は３年連続Ｂクラスとなる４位が確定していた。今季は外国人選手がそろって成績を残せず、５月にはチーム全体がコロナ禍に見舞われ、主力選手を欠いた中での戦いを余儀なくされた。

　それでも小園、林ら若手選手が台頭し、レギュラーに定着。先発投手では２年目の玉村をはじめ、高橋昴も１軍で結果を残した。シーズン終盤にはベテラン、主力、若手の歯車がかみ合い、最大１５あった巨人とのゲーム差を２・５にまで縮めるなど意地も見せた。

　同本部長は「２年間の反省点を生かして、来年１年やってほしいということで依頼しました」と続投要請の経緯を説明。チームの残り試合は３試合。２８日・ＤｅＮＡで本拠地最終戦を迎える。