広島・床田 「負けられない」22日先発得意ツバメ斬りで 奇跡の逆転CSへ

 広島の床田寛樹投手(26)が19日、廿日市市の大野練習場で行われた投手指名練習に参加し、逆転でのCS出場へ必勝を誓った。左腕は22日・ヤクルト戦での先発が見込まれており、今季の対戦成績は3試合で1勝0敗、防御率1・93。相性の良いチームから白星をつかみとり、奇跡への道を切り開いていく。

 逆転でのCS出場を果たすためには勝ち続けるしかない。床田は21日の大瀬良に続き、22日の先発が見込まれる。「負けられない」。シンプルな言葉で燃える思いを表現した。

 過去にしびれる状況での登板経験は少ない。「CSがかかったりとか、負けられない試合での登板はそこまでないんです」。だからこそ武者震いし、気持ちは高まるばかり。「モチベーションになる」と力を込めた。

 前回登板の経験を生かしてマウンドに上がる。13日・DeNA戦は五回に突如崩れて7失点した。右足の上げ方を変えるなどしてフォームの修正を図ったものの、最後まで立て直せなかった。

 登板後には投球を見つめ直し、頭も整理した。「プレートを踏む位置を思い切って変えたりとかすれば良かったかなと。もう2、3個引き出しがあれば違う」

 この日はブルペンで約40球。走者を置いた場面など、さまざまな状況を想定しながら投げ込んだ。もう同じ轍(てつ)は踏まない。

 3位の巨人はDeNAに引き分けたため、ゲーム差は3のまま。ただ、どれだけの差になったとしても、自身にできることは準備を整えてマウンドに上がり、力を発揮することだけだ。「勝ちたい」。今季ラスト先発を白星で飾り、望みをつなぐ。

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