広島・九里 力投も13勝目はお預け 佐々岡監督は「気持ちの入った投球だった」

 7回、降板する九里(中央)=撮影・山口登
 2失点で惜敗。甲子園最終戦のファンへあいさつに向かう九里(中央左)、佐々岡監督(同右)ら広島ナイン(撮影・立川洋一郎)
 7回、ロハスに安打を許しピンチを広げる九里(撮影・田中太一)
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 「阪神2-1広島」(18日、甲子園球場)

 先発した広島の九里亜蓮投手(30)は6回2/3を投げ、6安打2失点(自責1)と力投も打線の援護に恵まれず、8敗目。リーグ単独トップの13勝目をあげることはできなかった。「先に点を与えてしまったところもつながっていると思う。本当に悔しい」と反省の言葉を並べた。

 三回無死三塁から坂本の犠飛で先制点を献上したが、四回無死二、三塁のピンチを無失点に切り抜けるなど粘り強い投球を見せた。

 七回には1死満塁から代打・糸井の犠飛で追加点を許したが、先発としての役目は果たした。佐々岡監督は「本人のタイトルもあるだろうし、チームも連勝している中、気持ちの入った投球だった。四回のピンチも抑えて、何とか流れを持ってこようという姿は見られた」と評価した。

 次回登板に向け、右腕は「自分の投球をしっかりしていくことが最優先だと思う。粘り強く投げていければ」と前を向いた。

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