広島 ドラ1黒原4回1失点 鞘師スカウト「大野豊さんみたいに」期待
「関西学生野球、関学大3-2近大」(16日、ほっともっとフィールド神戸)
1回戦2試合が行われ、既に優勝を決めている関大が同大に4-5で敗れて、今季初黒星を喫した。同大はポイント7。オリックスからドラフト2位で指名された関大・野口智哉内野手(4年・鳴門渦潮)は、あと2本に迫る100安打の記録も懸かっていた中、2打数無安打に終わった。関学大は近大を3-2で下して、同8とした。
広島からドラフト1位指名を受けた黒原拓未投手(21)=関学大=がドラフト後初登板し、先発で4回6安打1失点の粘投を見せた。
「勝負どころで甘い球が行ってしまった」と毎回安打を許す展開。それでも、同点の二回2死一、二塁をこの日最速となる147キロで三ゴロに仕留めるなど、要所で力強さを発揮し最少失点にまとめた。
視察した担当の鞘師スカウトは「1軍の戦力として考えている。いいコンディションで春を迎えてくれたらいい」とうなずき、「(元広島)大野豊さんみたいになってほしい」と期待を寄せた。
「期待に応えられるように、自分の弱点を一つ一つつぶしていきたい」と意気込んだ黒原。ドラ1の自信を胸に、プロ入りまでさらに腕を磨いていく。