広島・栗林が球団新15試合連続S 佐々岡監督「大野さんの記録を抜いて素晴らしい」
「広島3-0DeNA」(12日、マツダスタジアム)
広島が連勝を6に伸ばした。
先発した九里は初回、2四死球でピンチを招くものの、新人王候補の牧を空振り三振に仕留めるなど無失点発進。二回のピンチもしのぐと尻上がりの調子を上げ六、七回は3者凡退。7回、100球を投げ1安打無失点。リーグトップタイの12勝目を手にした。
九回は栗林が締め、新人歴代単独2位となる32セーブ目。また、15試合連続セーブとなり、91年の大野豊氏を抜いて球団新記録を樹立した。
打線は0-0の四回1死一、二塁で鈴木誠が左翼線へ先制の二塁打を放ちこれが決勝点となった。
以下は佐々岡監督の一問一答。
-投手戦を勝ちきった。
「九里が初回、死球を与えてリズムが悪くなったけど、何とか粘って、立ち直ってくれた。修正できたから七回までいけた。緊迫戦の中で、相手に点をやらない、粘り強い投球ができていた」
-勝ちたい気持ちが全面に出ていた。
「ここまで来たらその意識(タイトル)はあると思うし、自分で勝たないと、というところ。初めて10勝して、タイトル争いも。良いプレッシャーというか、モチベーションになっている」
-次回も中5日。
「こっちが用意するのは当然。あとは本人が気持ちを持って投げるか、だと思う」
-栗林は15試合連続セーブ。球団記録で並んでいた大野氏を超えた。
「偉大な大野さんの記録を抜いて、すばらしいことだと思います。きょう、本人と話して、記録のことはこだわりはないということだった。でも、きょうは絶好のチャンスだった」
-鈴木誠はさすがの仕事。
「(八回)もしかして歩かされるかと思ったけど、勝負してくれた。インコースを一発で仕留めるのはさすがだなと」
-6連勝で借金は9。
「連勝することはいいこと。残り試合、1つ1つ変わりなくやるだけです」