「中日-広島」(6日、バンテリンドーム)
広島の九里亜蓮投手が6回8安打3失点で交代。勝ち投手の権利を持って、マウンドを降りた。
味方打線が初回に奪った3点を力に、粘り強い投球だ。二、四回と失点するものの、いずれも最少失点で切り抜け、リードを許さない。五回は渡辺の打球を処理しようとした際、右手付近に直撃。次打者・大島の打席で一度、ベンチ裏に下がって治療を受ける場面があった。それでもマウンドに戻ると、素早いけん制で渡辺を刺し、この回を無失点で終えた。
前回登板でプロ初の10勝に到達した。この日、11勝目を手にすれば勝利数でトップの青柳(阪神)、高橋優(巨人)に並ぶ。