広島・大盛 リードオフマンは俺!燃える若鯉「1番は譲らない気持ちで」

 広島の大盛穂外野手(25)が4日、“リードオフマン襲名”を力強く誓った。チームは野間の離脱を受け、1番打者を固定できていない現状。チームは前日3日にリーグ優勝の可能性が完全消滅したが、レギュラー奪取に向けて残り試合でのアピールは欠かせない。

 優勝の可能性が消滅しても、出番に飢える若鯉にとっては毎試合が勝負になる。大盛は「1番は譲らないぐらいの気持ちでやりたい」と“リードオフマン襲名”に闘志を燃やした。

 競争のゴングが鳴ったのは9月22日。1番に定着していた野間が下半身のコンディション不良で出場選手登録を抹消され、代わって1軍昇格。ここまで3試合に「1番・中堅」で先発出場している。チームの“顔”でもある1番打者。河田ヘッドコーチは「コイツに(塁に)出られると、相手に面倒臭いと思われるのが理想」と求める役割を語った。

 2日・ヤクルト戦で今季初のマルチ安打。初回の2球目を中前に運び、3番・西川の2球目に二盗を決めた。五回2死では初球を右前打。ただ、3日の同戦は代打で登場した九回無死一、二塁の場面で三振。「追い込まれてからファウルや四球を選んだりを目指していかないといけない」と対応力を課題とした。

 1番には上本も名を連ねており、競争の真っただ中。7月下旬に右手骨折で離脱を経験した3年目の成長株は「1番は好きですし、かき回すのが役割だと思っている」と斬り込み隊長へのこだわりを見せた。シーズン最終盤。ダイヤモンドを駆け回り、己の存在価値を高める。

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