カープ高橋昂 序盤完璧も痛恨被弾で7敗 佐々岡監督「避けないといけない長打」

 「広島5-9ヤクルト」(2日、マツダスタジアム)

 白球が左翼席へ消えると、広島・高橋昂也投手(23)は視線をグラウンドに落とした。攻撃陣が1点を奪い1-2とした直後の六回。山田の2ランで再びリードを広げられた。追い上げムードがしぼむ痛恨の失点に悔しさが募った。

 「アウトを欲しがった。もっと自分の中で攻めた投球をしないといけなかった」

 三回まで無安打投球と完ぺきな立ち上がりだった。六回は「球威も落ちてきた」と感じていたからこそ、より低めを意識した投球が求められた。

 5回1/3を7安打6失点で7敗目を喫した。佐々岡監督は六回を振り返り「避けないといけない長打。山田にしろ、村上にしろ、下位でも長打がある外国人選手がいる。そこをなんとか防いでもらいたかった」と反省を促した。

 今季残された登板機会は3試合程度だ。若鯉は「先発でやっている以上、勝てる投球をしないといけない。危機感を持って集中していきたい」と力を込めた。

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