広島・佐々岡監督 同点で栗林温存「ケムナと決めていた」セーブつかない状況で

力投を佐々岡監督(左)にねぎらわれる森下(撮影・西岡正)
ヤクルトと引き分け、佐々岡監督と並んでナインを迎える森下(中央)=撮影・西岡正
9回を無失点に抑え、会沢翼(左)とタッチする広島・ケムナ誠=神宮球場(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト2-2広島」(20日、神宮球場)

 広島は終盤に追いつかれ、今季11度目の引き分けとなった。先発した森下は七回まで無失点と好投したものの、2-0の八回に下位打線から好機を作られ、塩見と青木に適時打を許し同点に追い付かれた。8回7安打7奪三振2失点で勝敗は付かず。後半戦は6試合でいまだに白星がない。

 打線は五回、石原と菊池涼が2者連続で本塁打を放ったが、得点はその2点のみ。3試合連続で3点以下に終わった。試合後の佐々岡監督の主な一問一答は下記の通り。

 -九回はケムナがよくしのいだ。

 「そうですね。最初からセーブシチュエーションでなければ、ケムナと決めていた。ああいうところで投げて、ピンチは作りましたけど抑えたことは自信になる。今、勝ちのパターンの中で1番手というのはケムナだろうし」

 -森下については。

 「勝ってない中で、きょうは気合も入っていたと思うし、どうしても勝たせてやりたいと言う中で、八回も当然あそこは行かす。変えることは考えてないし、球数的にも。八回は、本人も悔しい思いはしている中でも、きょうみたいな投球で自信を取り戻して次に向かって欲しい」

 -中5日でヤクルト戦に持ってきた。

 「最後こういう時期になっているんで、本人もどんどん行きたいと言う気持ちもあるんで。10勝という目標もまだまだある限り投げていかないといけないと思う」。

 -打線は本塁打2発で終わった。

 「相手のベテランの石川投手に、低めに集められながらゴロを打たされながらという中であの2発は大きかったんですけどね。その後が続かなかった」

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