広島・坂倉 27打席ぶりヒット 3割死守の一打「一本出たのは良かった」

 「ヤクルト5-1広島」(19日、神宮球場)

 緩いカーブにタイミングを合わせると、打球は右前できれいに弾んだ。苦しみ続けた末にともした「H」ランプ。広島・坂倉が27打席ぶりの安打を放ち、不振脱出への一歩を刻んだ。「チームに迷惑を掛けていたので、一本出たのは良かった」とプラスに捉えた。

 3点を追う六回、先頭で原の6球目を捉えた右前打は、2安打した9日・中日戦以来7試合ぶりの快音。この日も1、2打席は凡退して26打席無安打だった中、ようやく安打をマークした。規定打席に到達した7日にリーグ首位打者に躍り出たが、その後はバットの勢いがストップ。無安打が続いた期間には、練習から「自分の形でしっかり打てるように」準備を施してきた。

 捕手と一塁で併用される今季。鈴木誠の後ろを担う5番の重圧とも戦いながら、懸命に現状打開を目指した。佐々岡監督は「最初の坂倉のところがね」と三回2死二、三塁で二ゴロに倒れた場面を指摘しつつ「今日一本出たので、また変わってくれればいい」と久々の安打が復調の契機になることを願った。

 打率・303。このまま最後まで3割を死守することができれば、来季以降への確かな自信になる。「チームの勝ちに貢献できるように、しっかり打てるように頑張ります」と坂倉。残り31試合、正念場は続く。

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