広島・九里 6回3失点で降板 自己最多タイの9勝目の権利

 鬼気迫る表情で力投する九里(撮影・高石航平)
 力投する九里(撮影・金田祐二)
 5回、オースティンを併殺打に仕留めガッツポーズの九里(撮影・金田祐二)
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 「DeNA-広島」(2日、横浜スタジアム)

 先発した広島の九里亜蓮投手は6回5安打3失点で降板。勝てば自身最多タイの9勝目となる一戦で、要所を締める投球を見せた。

 初回は1死一、二塁でオースティンを空振り三振、続く宮崎を三ゴロに仕留め、立ち上がりを無失点。二、三回はいずれも三者凡退と、味方の攻撃にリズムをもたらした。

 五回、8番・山本にソロを浴び、なおも1死満塁とされたが、オースティンを遊ゴロ併殺。最大のヤマ場を最高の形で切り抜けると、マウンドで思い切り感情を表現した。

 4点リードの六回はソトに2ランを浴びて2点差に迫られたが、後続を寸断した。前日1日に誕生日を迎えた右腕。雨が降りしきる中、30歳初登板で勝ち投手の権利を手に、マウンドを降りた。

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