広島・林、三振減らして2桁本塁打目指す!自然体で「自分のバッティングを」

 広島・林晃汰内野手(20)が30日、三振を減らして2桁本塁打を目指すと誓った。ここまで55試合で打率・291、6本塁打、25打点。一方、57三振を喫している点を課題に挙げた。高卒入団3年目以内に2桁本塁打を達成すれば、12年の堂林以来。31日からのDeNA戦で、4連勝中のチームにさらなる勢いをもたらす。

 3年目でレギュラーに定着し、歯を食いしばりながらグラウンドに立つ毎日。9月戦線に向けて林は「しっかりやるだけだと思います」と必死の思いを伝えた。

 28日・阪神戦では5-4と1点差に迫られた六回1死一塁から右中間へ一発を突き刺した。前日まで10打席無安打。打順が8番に下がる中で放った自身11試合ぶりの本塁打には、意地が詰まっていた。6本塁打で節目の10本を視界に捉えたが「自分のバッティングをやっていければ」と自然体を強調した。

 8月は月間打率・180と下降線をたどった。ここが踏ん張りどころ。「三振はダメなので。しないに越したことはないと思う」と自身の課題を明確にした。三振数は57個。規定打席に達していないが、規定打席に到達している菊池涼(66個)、鈴木誠(59個)に次いでチーム3番目の多さになっている。

 31日からはDeNAとの3連戦。今季のDeNA戦は26打数14安打の打率・538、2本塁打、10打点と高い数字を残している。

 母校・智弁和歌山は29日に甲子園優勝を決めた。「いつも正念場なので。毎試合(その気持ちを持って)やっていけたら」と鼻息を荒くした。後輩たちにもらったパワーを、横浜の夜空に解き放つ。

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