広島・野村が2軍降格「申し訳ない」 佐々岡監督は「打者と勝負できていない」

4回途中で降板する野村(撮影・飯室逸平)
4回途中降板する広島・野村祐輔(中央)=マツダスタジアム(撮影・山口登)
 1回、広島・野村は先制点を奪われ渋い表情を見せる=マツダスタジアム(撮影・山口登)
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 「広島7-6阪神」(28日、マツダスタジアム)

 先発した広島の野村祐輔投手が3回1/3を投げて7安打3失点で降板。味方の援護に好投で応えられず、90日ぶり8試合目の先発登板で今季初勝利はならなかった。

 佐々岡監督は「調整が難しかったとは思いますけど、ベテランというか経験がある投手。コントロールと切れで勝負する投手が、打者と勝負できていないと判断せざるを得なかった。ランナーにあれだけ走られたのも、クイックはずっと課題にしていたこと。若手の手本になってほしい投手。もう1回、下でやってもらいます」と2軍再調整を明言した。 野村は初回1死二塁でロハスに先制の中前適時打を許した。二、三回は走者を出しながらも無失点。主導権を握りたいところだったが、4点リードの四回に捕まった。先頭・梅野の左前打、続く代打・糸井には右翼への二塁打を浴び、無死二、三塁とされた。近本の適時打で1点を献上し、続く中野の犠飛で2点差に迫られたところで交代を告げられた。

 三者凡退のイニングは一度もつくれず、球数も90球を費やした。降板後、球団を通じて「序盤に援護してもらったのに、なかなか自分の投球ができず悔しいですし、早いイニングの途中で降板してしまって、リリーフ陣に迷惑をかけて申し訳ないです。それしかありません」とコメントし、唇をかんだ。

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