広島・野村 今季初勝利は阪神戦で!シート形式登板 佐々岡監督「キレいい」
「広島(降雨中止)ヤクルト」(22日、マツダスタジアム)
広島の野村祐輔投手(32)が、“虎狩り”での今季初勝利に意気込んだ。先発予定だった22日のヤクルト戦が雨天中止となり、27日からの阪神3連戦(マツダ)での先発が決定。虎打線を相手に快投を見せつける。
復帰登板が雨で流れても野村に悲観の色はなかった。「仕方ないですけど、きょうは対打者(の練習)をやらせてもらったので」。中止を受け、屋内練習場でのシート打撃形式の練習に登板。状態の良さをうかがわせた。
西川、林らを相手に3セットで57球を投げ、打者14人で安打性の打球は1本。「良かったところが、けっこうあった。ミスした球もあったので、残りの日にちを大切にしていきたい」と雨で延びた時間をプラスに捉えた。1軍では、まだバッテリーを組んだことがない坂倉が捕手役を務め、意見も交換。佐々岡監督も「キレのいいボールは投げていた」とうなずいた。
今季は開幕ローテ入りを果たすも7試合で0勝4敗、防御率6・12。4回2/3を投げて8失点した6月9日のソフトバンク戦後に2軍再調整が決まった。直近の2軍戦登板は3日のソフトバンク戦(由宇)。6回7安打2失点だった。「ずっと悔しさはありますが、ここ(1軍)で投げるために毎日やってきているので」と野村。念願の今季初勝利へ、抜かりなく準備を整える。