広島・大道が5回途中5失点KO 安仁屋宗八氏が指摘「力みまくって一人相撲をしている」

 「広島3-8ヤクルト」(21日・マツダスタジアム)

 広島・大道が9安打を浴びて4回0/3、5失点でKOされた。前回15日の阪神戦でも三回で降板しており、デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(77)は「抑えなくてはいけないという気持ちが強すぎて力みまくっている。一人相撲をしている」と指摘した。

  ◇  ◇

 前回の阪神戦に続き、大道はピリッとしたものが見られなかった。初回に先頭・塩見に与えた死球をきっかけに先制点を許した。そのあとの無死満塁は鈴木誠の本塁への好返球による併殺もあって無失点で切り抜けた。本来ならこれで乗っていきたいところだが、二回以降も毎回走者を背負う投球だった。

 リリーフの時はもっとリラックスして伸び伸びと投げていた。しかし、先発では「抑えなくてはいけない」「先に点を与えてはいけない」という気持ちが強すぎるのか、この日も力みまくって一人相撲のような投球になっていた。投球の際に頭が突っ込んでしまっているので、すっぽ抜けたり引っかけたりする球が出る。変化球の制球も悪いので直球に的を絞られ、痛打を浴びる結果になった。

 先発の枚数が1枚足りない状況で、大道には頑張ってもらいたいのだが、現状では厳しいと言わざるを得ない。もう一度、先発のチャンスを与えてもらったとしても、今の投球のままでは、また同じことの繰り返しになるのではないかという不安が先に来る。

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