広島、自力V再び消滅 天敵秋山また打てず 佐々岡監督「うまくかわされた感じ」

4回、ベンチで厳しい表情の佐々岡監督(中央)=撮影・飯室逸平
4回広島、1死一、二塁、代打で見逃し三振に倒れる広島・田中広輔=京セラドーム(撮影・飯室逸平)
先発し力投する阪神・秋山拓巳=京セラドーム大阪(撮影・山口登)
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 「阪神3-0広島」(15日、京セラドーム大阪)

 広島は阪神より多い7安打を放ちながら、今季9度目の零封負けを喫した。7月13日に復活していた自力優勝の可能性が再び消滅し、後半戦最初のカードを負け越した。

 昨年7月21日から7連敗中の阪神先発・秋山に、またもや苦しんだ。初回2死一、二塁で5番・坂倉が一ゴロに凡退。1点を追う三回も2死一、三塁と一打同点の場面で、ここも坂倉が力のない遊ゴロに打ち取られた。

 四回を終え7残塁。天敵・秋山にはこれで8連敗となった。佐々岡監督は「あと一本というところで、秋山君にうまくかわされた感じ」と振り返り、河田ヘッドコーチも「走者が出て、何とかしないといけないというところで、策が打てなかった」ともどかしさを言葉に変えた。

 次カードは17日から敵地で中日戦。指揮官は「とにかく一戦一戦なので、全力でいくだけです」と仕切り直しを誓った。

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