侍ジャパンの一員として東京五輪で金メダルを獲得した広島の栗林良吏投手（２５）、菊池涼介内野手（３１）、森下暢仁投手（２３）が１２日、チームに合流した。この日は雨のため午後１時からの全体練習は、マツダスタジアムに隣接する屋内練習場で行われた。練習前にはチームメートから祝福の言葉を受けた栗林は「五輪は五輪で集中しましたし、後半戦は後半戦でしっかり集中したい」と気持ちを入れ替えた。

　初招集された五輪では５試合連続登板。２勝３セーブと日本の全勝利に貢献し、決勝戦では胴上げ投手に輝いた。日の丸を背負って貫いた「一戦必勝」の姿勢を自チームでも崩さず「まだ１年目なので一戦一戦、１００％の力を出して、勝利に貢献するのが一番大事なのかなと思っています」と腕をまくった。

　後半戦初戦となる１３日・阪神戦（京セラ）から、早速ベンチ入りする守護神は「（チームの）借金を返済して、上位に食い込んで行けたら。その中の一つのピースとして全力で戦っていきたい」と誓いを新たにしていた。