侍・森下 悲願の金へ先発「腹をくくってやりたい」オースティン一発警戒

 7日の決勝で先発する森下
 米国との決勝に向け、調整する森下(共同)
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 東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」が6日、金メダルをかけて臨む7日の決勝・米国戦(横浜)に向けて都内で最終調整した。先発する広島・森下暢仁投手(23)は「腹をくくってやりたい」と宣言。稲葉篤紀監督(49)は、台風10号の悪天候による日程変更の可能性にも柔軟に対応していく考えを示した。

 こみ上げる緊張とは裏腹に、森下は努めて冷静な口ぶりで決意を述べた。「やるしかないと思うので、任された以上は期待に応えたい」。悲願の金メダルの命運は23歳の右腕に託された。

 学生時代から大一番を目前に控えても緊張感を表に出さない右腕だが、さすがに五輪決勝の舞台は違う。「絶対に勝たなければいけないってところでのマウンドなので、やっぱりプレッシャーはあります」と偽らざる心境を吐露した。

 「決勝で森下投手というところは、決めていた」という稲葉監督は「長いイニングというよりは、一人一人と自分の投球をしてくれればいい」と期待を寄せる。森下自身も「流れがそこで決まる。本当に最初の入りが大事かなと思う」と初回からの全力投球を誓った。

 そんな中、右腕が警戒感を強めたのがオースティンだ。DeNAに所属する主砲に対し、今季は6打数1安打に抑え込んでいるが、1本塁打を浴びている。「一発は打たれないようにしたい」と心に決めた。

 泣いても笑っても、このチームで戦うのはあと1試合。「ここまで来たら、誰もが金メダルをとりたいと思う」と右腕。日本中の思いも背負ってマウンドに立つ。

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