広島・西川 “大谷に勝った”ソトバット導入で巻き返す「今の状態に一番」

 広島の西川龍馬外野手(26)が6日、新バットで後半戦の巻き返しを誓った。新たな相棒は、今年のメジャー球宴ホームランダービーで、エンゼルス・大谷翔平投手(27)に勝利したホワン・ソト外野手(22)=ナショナルズ=のモデル。13日から開幕する後半戦は“ソトバット”で打線を引っ張る。

 復調の糸口を模索する西川に、心強い相棒が届いた。バットの形状は、大リーグ屈指の長距離砲で19年に34本塁打を放ったホワン・ソトモデル。86・5センチ、850グラムで、これまでのバットより1・5センチ長く、50グラム軽い。「今の状態に一番合っているなと思って。感覚的なものです」と“ソトバット導入”の狙いを明かした。

 きっかけは7月13日の中日戦(マツダ)。ソトと同じモデルを使っていた坂倉のバットを借り、5打数4安打と大暴れした。メーカーに依頼して手元に届いたのが今月5日。フリー打撃で感触を確かめた。

 「嫌な感じはしなかった。(残りの)エキシビションで使ってみて」。実戦を通し、生きた投手の球を打った時の感覚を見定めていく。

 前半戦は打率・254、7本塁打、33打点と不完全燃焼。特に7月は打率・225と不振で、ベンチスタートの試合も増えた。プロに入って6年間、バットを変えたことがなかった男は「スパッと(変えることが)できた」と前を向く。

 光を求めて試行錯誤を重ね、苦しんだ状態に別れを告げる姿勢だ。後半戦は13日・阪神戦(京セラ)で幕を開ける。ニューバットで存分に巻き返す。

 ◇ホワン・ソト◇1998年10月25日生まれ。22歳。ドミニカ共和国出身。188センチ、100キロ。左投げ左打ち。外野手。2015年、16歳で国際フリーエージェントとしてナショナルズと契約。メジャーにデビューした18年は打率・292、22本塁打、70打点でナ・リーグ新人王投票2位。19年は打率・282、34本塁打、110打点の好成績でワールドシリーズ制覇に貢献した。

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