広島・フランスア 勝利の方程式入りじゃ! 佐々岡監督「七、八回をコルニエルと計算」

 「エキシビションマッチ、広島4-5西武」(4日、マツダスタジアム)

 九回に登板した広島のヘロニモ・フランスア投手(27)が1回を無失点に抑え、勝利の方程式入りへアピールした。佐々岡真司監督(53)はかつての守護神に期待を寄せ、状態がさらに上向けば、後半戦は勝ちパターンとして起用していく方針を示した。

 力強く腕を振った。フランスアが1回を無失点に抑え、勝利の方程式入りに向けて前進した。「体の状態も順調。リズムも出てきた」と笑みを浮かべた。

 上位打線から始まる九回。先頭の1番・金子を左邪飛、続く外崎を一飛に仕留めると、森は3球三振。わずか6球で西武打線を料理し、佐々岡監督は「ストライク先行で、腕の振りも出ていた」と称えた。

 昨季はシーズン途中から守護神を務め、19セーブを挙げた。しかし、今季は3月上旬に右膝内側半月板部分切除の手術を受け、開幕に大きく出遅れただけでなく、前半戦は1勝2敗、防御率7・71に終わった。

 チームは前半戦、セットアッパーを固定できなかった。“栗林の前”が課題だったが、前守護神の復調は朗報。指揮官も「七、八回の重要性というのはね。コルニエルとフランスアの2人で固めるか、右左で(起用するかは)分かりませんが、とにかく勝ちに入って計算が立てられれば大きい」と目を細める。

 「まずは体の状態を良いように持っていきたい。暑いのは好きだし、どんどんパフォーマンスは上がっていくと思う」と自信を口にしたフランスア。後半戦の巻き返しへ、鯉のブルペンを支えていく。

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