森下いざ先発 自分を「信じる」 1次L首位突破へ、日本選手団メダルラッシュに刺激

 東京五輪の日本代表「侍ジャパン」の森下暢仁投手(23)が30日、先発する31日・メキシコ戦(横浜)に向けて臨戦態勢を整えた。都内の練習グラウンドが雨天によるコンディション不良で使用できず、チーム本隊と共に神奈川県横須賀市のDeNA2軍室内練習場で最終調整。快投で連勝を導き、1次リーグの1位通過を決める。

 最後に信じられるのは己の腕だけだ。大技小技を駆使してくるメキシコに「自分の球を信じてやっていきたいと思う」と意気込んだ森下。1次リーグ首位突破が懸かるマウンドを目前に控えても冷静な表情を崩さず、淡々と言葉を紡いだ。

 「いよいよ明日だなって気持ちはあります」。緊張しているわけでなく、かといって、ワクワク感があふれ出すこともない。森下は落ち着いていた。チームは28日のドミニカ共和国との初戦で劇的なサヨナラ勝ち。「本当に良い勝ち方をしたのでチームも乗っている。自分もその勢いに乗っていきたい」と気負いはない。

 初戦で先発した山本からは「立ち上がりはフワフワした感じがあった」との経験談を仕入れた。いつも通りにとはいかない国際大会の舞台。「ブルペンからしっかりと気持ちを作って準備していきたい」と気を引き締めた。

 この日はキャッチボールやランニングなどで最終調整し、日本選手団のメダルラッシュには「ソフトボールも卓球も見ていて、やっぱり金メダルいいな」と刺激を受ける。舞台の横浜スタジアムではプロ入り後、通算2試合に登板して16イニングでいまだに自責点は0。好相性の地で、金メダルへまた一歩前進する。

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