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広島・菊池涼 球宴初弾!4安打で初MVP 坂本と侍二遊間の予行演習もバッチリ

 6回、逆転2ランを放ち、ナインとタッチを交わす菊池涼(撮影・西岡正)
 5回に4-6-3の併殺を完成させる菊池涼(右)と坂本
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 「マイナビオールスターゲーム2021・第1戦、全パ4-5全セ」(16日、メットライフドーム)

 2年ぶりの開催となった「マイナビオールスターゲーム2021」の第1戦が行われ、広島・菊池涼介内野手(31)が、一時逆転の2ランを含む4安打2打点で初のMVPを獲得した。夢舞台での活躍を弾みに、日本代表に選出されている東京五輪では悲願の金メダル獲得へ「侍ジャパン」を引っ張っていく。

 菊池涼は誇らしげに最優秀選手賞のボードを掲げた。全セを逆転勝利へ導く4打数4安打2打点の大活躍。球団では2015年・会沢以来となるMVPに「ちょっと申し訳ないというか、まさかというか。思い出に残る最高の気分」と感慨に浸った。

 全セを逆転勝利に導く圧巻の猛打ショーだ。そのハイライトは1点を追う六回2死二塁で迎えた第3打席。上沢が投じた142キロをフルスイングすると、高々と舞い上がった打球は美しい放物線を描いて左翼席へ吸い込まれた。

 価値ある一時逆転の2ランに笑みを浮かべながら、悠然とダイヤモンドを一周した菊池涼。球宴7度目の出場、通算26打席目で飛び出した初アーチだ。東京・東村山市にある実家に程近く、1999年の球宴をスタンドで観戦したメットライフドーム。巨人・二岡が投げ入れたボールを父親がキャッチし、現在も実家に飾られているという。そんな思い出の球場で放った記念弾に「自転車で来られるほど近い球場。最高の気分です」と声を弾ませる。

 三回の第1打席ではチーム初安打となる左前打を放ち、五回先頭の第2打席では右前打で出塁し、続く梅野の適時三塁打で全セ初得点となるホームを踏んだ。同点の九回無死一塁でも右前打を放ち、決勝の押し出し四球を呼び込んだ背番号33。「原監督の勝ちたいという気持ちが伝わってきた」と明かす。

 全セを率いた原監督は試合前、選手に「大いに個性を出してくれ。しかし勝利を目的にする」と伝えていた。全セを勝利へ導くために-。お祭りの舞台とはいえ、菊池涼の効果的な安打、価値ある一発、そして“つなぎの姿勢”は文句なしのMVPだ。

 東京五輪日本代表で二遊間を組むことが予想される坂本とは、五回1死一、二塁の場面で森の二ゴロを華麗に処理し、流れるような連係プレーで併殺を完成させた。賞金300万円の使い道は「熟考します」と言い、第2戦に向け「仙台ということで復興もある。後輩の子も被災している。仲間がいる場所で元気を与えられたらいい」。真夏の夢舞台で生み出した勢いを背に、悲願の金メダルへ突き進む。

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