カープ小園「つなぐ」意識で2年ぶり弾 18度目マルチで前半戦・326ターン

 「広島2-0中日」(14日、マツダスタジアム)

 2年ぶりのアーチが今季初の4連勝を手繰り寄せた。四回1死。広島・小園海斗内野手(21)が柳の直球を捉え、右翼席へ突き刺した。チーム初安打となる先制の1号ソロ。充実感いっぱいにダイヤモンドを一周した。

 「狙っていないです。入ってくれ、くらい。何とか一本出て良かった」

 6月中旬から3番を勝ち取った。打席での意識はただ一つ。「つなぐ」ことだ。「後ろが誠也さん(鈴木誠)ですし、坂倉さんもかえしてくれる」。追い込まれればノーステップでタイミングを取る。工夫を凝らし、結果に結び付けた。

 前半戦を打率3割以上で終えることが目標だった。六回の二塁打で複数安打は今季18度目。打率・326で折り返した。

 「一番大事なのは打率。出塁率にもこだわって打撃も変えた。やってきたことができている」

 スタメン出場が続いていた5月中旬に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、離脱を余儀なくされた。苦難を乗り越え、再び遊撃の定位置を奪取。低迷するチームの中で存在感があった。

 「スイングが弱い日もある。もっともっと打てるように」。勝負と位置づける3年目。後半戦も光を放つ。

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