広島、大瀬良&九里&森下の3本柱で前半戦4連勝締めだ!必勝ローテで弾みつける

 排水作業が行われている球場を見つめる佐々岡監督
 12日の中日戦に先発する大瀬良
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 広島の佐々岡真司監督(53)が11日、先発3本柱を投入して前半戦を4連勝で締めることに意気込んだ。雷雨のため、同日のヤクルト戦(神宮)は中止となり、チームは12日からマツダスタジアムで中日と3連戦。この日先発予定だった森下は14日の3戦目に回り、同カードは大瀬良、九里、森下で臨む。頼れる3人に試合を託し、地元での4連勝フィニッシュを飾る。

 不気味な雨雲が上空を覆い、ゴロゴロと雷鳴が響いた。午後4時過ぎ。チームの試合前練習中に球場の空から稲光が見え、耳をつんざくような雷音がとどろいた。選手たちは思わず体を縮こまらせ、駆け足で三塁ベンチに避難。その後ひょう交じりの雨が激しく降り注ぎ、午後5時頃に試合は中止となった。

 突然の雷雨に佐々岡監督も「あれだけ雷が鳴ると危ない。こんなに雷が鳴ると…」と驚き交じりの表情。ただ9連戦中のチームにとっては“恵みの雨”と捉えられる。12日からは、マツダスタジアムで中日と前半戦最後の3連戦。この日先発予定だった森下は、14日の3戦目に先発することが決まった。同カードは大瀬良、九里、森下の3本柱を立てて臨むことになる。

 チームは現在27勝。そのうち3人で計13勝を挙げているだけに、4連勝での前半戦フィニッシュにも期待が高まる。「地元での試合でもあるし、いい形で前半戦を終われるようにやっていきたい」と指揮官は勝利の青写真を描いた。先発陣を支える3人をつぎ込み、必勝を期していく。

 あいにくの天候で登板がずれ込んだ森下は「特に気にしていないです。しっかり準備していきたい」と泰然自若の構え。大瀬良は今季初の中5日で臨む。前回6日のDeNA戦では、勝敗は付かなかったが7回3安打2失点。そこまで2戦続けて6失点だった中、復調気配を漂わせており「いい形で終われるように」と投手主将は腕をまくった。4月9日以来の3勝目でチームに好循環をもたらす。

 選手たちは当初12日の早朝に帰広する予定だったが、中止を受けて11日のうちに広島へ戻ることが可能となった。移動ゲームを回避できたことは、疲労軽減の意味でも大きい。

 「きょう(広島に)帰れることをプラスにして、前半戦最後の3試合に臨みたい」と佐々岡監督。借金15からの巻き返しへ、思いは一つ。地元ファンの前で白星を重ねて、浮上へのきっかけをつかむ。

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