広島ドラ3・大道が八回途中無失点の好投 初完投ならずも無四球

 ヤクルト打線を相手に力投する大道(撮影・西岡正)
ヤクルト戦に先発し力投する広島・大道温貴=神宮球場(撮影・西岡正)
1回、山田を二飛に打ち取る大道(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト-広島」(10日、神宮球場)

 先発した広島のドラフト3位・大道温貴投手(22)=八戸学院大=は八回途中2安打無失点と好投し、勝ち投手の権利を持って降板した。

 直球と低めのスプリットが効果的に決まり、ヤクルト打線を翻弄した。2死から中村に中前打を浴びた二回以外は七回まで全て三者凡退。無四球の完璧な投球を披露した。

 しかし、八回に先頭のオスナに左前打を浴び、中村は三ゴロに打ち取ったが、守備固めで入った三好がエラー。そしてサンタナにこの試合初めて四球を許し、無死満塁となったところで交代を告げられた。球数は89球だった。

 それでも、代わった新助っ人のバードとコルニエルが好リリーフを見せ、この回のピンチを無失点に切り抜けた。

 惜しくもプロ初完投初完封のチャンスを逃した右腕だったが、ルーキーの堂々たる投球が光った。

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