広島・フランスア 悲弾 終盤に浴びた痛すぎる一発 佐々岡監督「ずっと言っている」

 「広島2-4DeNA」(6日、マツダスタジアム)

 乾いた打球音が響くと、スタンドのファンから悲鳴が聞こえた。敗戦に直結したのは、終盤で浴びた一発。9連戦初戦で必勝を期した中、継投失敗で接戦を落とした。

 2-2の八回。広島2番手のヘロニモ・フランスア投手が先頭の代打・牧に左前打を許し、犠打で1死二塁のピンチを迎えた。2死までこぎつけたが、3番・佐野に1ストライクからの内角高め148キロを痛打された。打球はそのまま右翼スタンドに突き刺さる勝ち越し2ラン。2点がチーム全体に、重くのしかかった。

 佐々岡監督は今季4試合目で初失点の左腕に「去年もそう。入りが課題だとずっと言っている」と首をひねった。牧には初球から3球連続ボールになり、ストライクゾーンに入った4球目を強振された。「3ボールになると、1、2、3で(思い切って)振ってくる」と厳しく指摘した。

 開幕からセットアッパーを任されてきた塹江が2日に出場選手登録を抹消された。七、八回を託す“方程式”は明確に定まっていない現状。ただフランスア、バード、コルニエルの3投手で終盤をまかない、守護神・栗林にバトンをつなぐ方向性になりつつある。昨季19セーブを挙げ、経験豊富なフランスアの力は不可欠。最善策を模索して、勝ちパターンを構築していく。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス