広島の大瀬良は7回2失点 粘りながらも3勝目ならず 4月9日を最後に勝ち星なし

力投する先発の大瀬良=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
3回、一塁ベースカバーに走る大瀬良=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
4回、オースティン(左)に同点2ランを浴びる大瀬良=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
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 「広島-DeNA」(6日、マツダスタジアム)

 先発した広島の大瀬良大地投手(30)が、粘りの投球を示した。7回を投げて3安打2失点。4月9日以来の今季3勝目はならなかったが、先発としての役割を果たした。

 立ち上がりから直球に威力があった。三回まで一人の走者も許さない完璧投球で、味方の攻撃にリズムをもたらした。2点の援護をもらった直後の四回は2死から佐野に右前打を許し、続くオースティンに中越えへの2ランで同点とされたが、ここから踏ん張った。

 五、六回はいずれも無失点。カットボール、フォーク、カーブも織り交ぜながら投球を組み立てて危なげなく相手打線を料理した。

 最後のイニングとなった七回は2死一、二塁で大和に対してフルカウントから、高め145キロの直球で右飛。一打勝ち越しのピンチをしのぎ、スタンドのファンから大きな拍手が注がれた。5月18日から6試合白星がなく、自身3連敗中。前回6月29日・巨人戦では今季最短の3回6失点でKOされていた。勝ち星はつかめなかったが、復調の兆しを示す106球となった。

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