広島先発の玉村に今季2勝目、本拠地初勝利の権利 毎回走者も粘投7回1失点

5回、笑顔で野手に声をかける玉村(撮影・飯室逸平)
 6回、先頭打者のマルテを中飛に打ち取り、打球を指さす玉村(撮影・田中太一)
 2回、西川の適時打で生還し、ナインとタッチを交わす玉村(撮影・立川洋一郎)
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 「広島-阪神」(2日、マツダスタジアム)

 先発した広島・玉村昇悟投手(20)が阪神打線を相手に7回7安打1失点の好投。今季2勝目の権利を手にしてマウンドを降りた。

 初回2死からロハスを中前打で出塁させたが、けん制で誘い出してアウト(記録は盗塁死)。二回は味方の失策と安打で2死一、二塁とされたが8番・山本を左飛に打ち取って序盤のピンチを切り抜けた。

 力強い直球で打者を差し込み、スライダー、チェンジアップを織り交ぜる投球。中盤からはカーブで緩急も活用。三者凡退のイニングは一度もなかったが、味方の大量援護にも支えられてスイスイと腕を振った。七回は1死からの連打で一、三塁とされ、近本の犠飛で1点を献上したが、代打・サンズをストレートで二飛。阪神戦はプロ入り初登板。本拠地マツダスタジアムでの初勝利に向けて、しっかりと自身の役割を果たした。

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