広島・玉村好投も5回3失点 石原慶幸氏が指摘した“悔やまれる1球”とは

 「広島3-6中日」(25日、マツダスタジアム)

 広島先発の玉村は四回まで無失点と好投したが、1点リードの五回に3点を失い、この回で降板した。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(41)は、勝ち越し2点打を許した三ツ俣への攻め方に疑問を呈した。

  ◇  ◇

 初回からいい組み立ての投球ができていた広島バッテリーにとって悔やまれるのが五回、同点に追いつかれ、なおも2死一、二塁で三ツ俣を迎えた場面だ。1ボール2ストライクと追い込んでからの4球目。外寄りの直球を右翼線へ運ばれ、勝ち越し点を許した。

 コースは悪くなかったが、果たして球種はどうだったのか。1、2打席目はいずれも直球で打ち取られていた三ツ俣は、この打席も直球が来ることは頭にあったはず。それまでの流れを考えれば、変化球で誘っていけたと思うし、直球で行くにしてもボール球を使うなど、もっと注意深く攻めるべきだった。この回を1点に抑えておけば玉村はもう少し長いイニングを投げられていた可能性もあっただけに、もったいない1球になった。

 もう一つ、悔やまれるのが九回2死一、二塁で小園の左前打で二走・松山が本塁で憤死した場面。3点差という状況を考えても、120%セーフになる状況でない限り、三塁コーチは本塁突入の指示を出すべきではなかった。次は4番の林。走者を溜めて中軸につなぎたかった。

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