「広島１－４ヤクルト」（２４日、マツダスタジアム）

　広島が４連敗。今季３度目の同一カード３連戦３連敗を喫した。早ければ２７日にも自力優勝の可能性が消滅する。

　ヤクルト戦７連敗は、１９９８年５～６月以来２３年ぶり。借金は今季最多の「１５」に膨らんだ。６月中の借金「１５」は１９７２年以来４９年ぶり。広島ファンにとっては目を覆いたくなる数字が並んだ。

　投打がかみ合わなかった。先発した高橋昂は二回、古賀に先制の左前適時打を浴びた。三回２死一塁は村上に２２号２ランを被弾。６回９安打３失点で交代した。

　打線は高橋を攻略できず、五回まで二塁すら踏めずゼロ行進。０－３の六回１死満塁で４番・林の一ゴロの間に１点を奪うものの、後続の坂倉が倒れた。

　また、この日に出場選手登録された鈴木誠は、七回２死一塁で代打出場。四球を選んだ。２１日に接種を受けた新型コロナウイルスワクチンの副反応が出た見られ、２２日のヤクルト戦を欠場。２３日には「特例２０２１」の対象選手として出場選手登録を抹消されていた。規定により１０日以内で再登録されていた。