勝ち星から遠ざかる広島・大瀬良 安仁屋氏「プレートの踏む位置を戻した方が」

 「広島1-6ヤクルト」(22日、マツダスタジアム)

 広島の先発・大瀬良は6回6失点で今季3敗目を喫した。右ふくらはぎ挫傷での離脱もあったが、4月9日・巨人戦での2勝目を最後に2カ月半、勝ち星から遠ざかっている。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(76)は「プレートの踏む位置を元に戻した方がいいのでは」と話した。

  ◇  ◇

 大瀬良はちょっと心配な状態だ。初回から制球に苦しんでいきなり2四球。二回も二塁打と四球で1死一、三塁のピンチを招いた。痛かったのは続く元山の三塁ファウルフライを林が捕球できなかったこと。これでちょっと気落ちしたというか集中力を欠いてしまったように見えた。

 直後に安打を打たれ、自らの一塁悪送球なども重なり4失点。タラレバになってしまうが、林が取っていれば2アウトで次の打者は投手の田口。ここを無失点に切り抜けていればまた違った展開になっていたかもしれない。若い野手のミスだけに、それをカバーする投球ができれば良かったのだが、そこまで調子も良くないので踏ん張れなかった。故障で離脱して以降、体のキレも足りない印象で、しっかりと腕を振って投げきれていない。

 気になるのが、前々回の登板からプレートの踏む位置を一足分、一塁側に移していること。本来生きてくるはずのシュート系の球も精度を欠いているし、さらに武器であるスライダーも甘く入ったり、引っかかったりしている。プレートの踏む位置を変えたことで投球フォームにも微妙なズレが生じているのではないか。今の状態であれば、一度元の形に戻した方がいいんじゃないかと感じる。

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