広島・森下、粘って4勝目 序盤失点も尻上がりの7回3失点 自己最速156キロも
「DeNA11-12広島」(19日、東京ドーム)
粘りの投球で手にした4勝目にも、広島・森下は反省を忘れなかった。初回は2本のソロ本塁打を浴び、二回も下位打線につかまり1失点した。「立ち上がりが悪かったので、次に生かしたい」と言葉を紡いだ。
初めて石原と組んだバッテリー。序盤は構えたミットに投げきれなかった。尻上がりに調子を上げ、制球力が戻る。「大したもの」と佐々岡監督。三回以降は得点を許さず、7回7安打3失点にまとめた。
四回、大和に投じた直球は自己最速の156キロを計測した。東京五輪に出場する侍ジャパンメンバー選出後の初登板で、高い修正力を示した。それでも「やっぱり最初から試合をつくっていけるように頑張りたい」。右腕が目指す頂は、もっと高いところにある。