広島・栗林 九回3者三振締めで12S目 連続無失点記録ストップから切り替え
「広島5-3西武」(15日、マツダスタジアム)
広島のドラフト1位・栗林良吏投手(24)=トヨタ自動車=が九回に登板し、1回無失点に抑えた。代打・柘植、代打・メヒア、金子をいずれも三振に仕留め、12セーブ目を挙げた。「前回は自分のミスでチームが負けてしまったので、必ず勝とうと。八回に宇草がホームラン打ってチームがいい流れだったので、絶対に抑えるぞという気持ちでいけたのがいい結果につながった」と話した。
右腕は13日のオリックス戦で九回にサヨナラ打を浴び、開幕から23試合目で初失点初黒星。開幕からの連続無失点記録が「22」で止まっていた。
敗戦後には家族や大学時のコーチなどにたくさん連絡をもらい、また、元巨人の上原浩治氏の励ましのツイートなどを読んで、気持ちを切り替えた。「それらを読みながら、次は絶対に抑えるぞという気持ちになった」。
前を向いて上がったこの日のマウンドはチームの勝利へとつながった。「しっかりと責任を持って九回という1イニングを100%全力でいきたい」。信頼は揺るがない。黄金ルーキーが絶対的守護神として今後もチームを支えていく。