広島・大道がプロ初先発で好投 安仁屋氏「死に物狂いでチャンスをものにしてほしい」

 広島のドラフト3位・大道温貴投手(22)が11日のオリックス戦(京セラドーム)でプロ初先発し、5回無安打無失点の好投を見せた。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(76)は「チャンスをものにしてほしい」と期待を寄せた。

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 オリックス戦は立ち上がりこそ四球からピンチを招いたが、二回以降は安心して見ていられた。相手の山本がパーフェクト投球を続けたことも好投の要因。「先に点は与えられない」という緊張感の中で投げたことが好投につながった。九里のように思い切り腕を振って気持ちを前面に出して投げるタイプ。先発の適性はある。

 首脳陣は初めての先発ということで5回84球で降板させたが、最低でももう1イニングは行けたと思うし、先発としての力量を試す上でも行けるところまで投げさせるべきじゃなかったか。1点取られたら代えればいい。「初めての先発だから」という配慮は必要なかったと思う。

 スタミナ面を心配する声も聞くが、私の経験上、投手というのは投げ終わった後に疲れを感じることはあっても、マウンドでは打者1人1人、1球1球に集中していて疲れなんて感じることはない。ましてや大道は大学まで先発として投げていたわけだし、若さもある。行けと言われれば、いくらでも投げられるだろう。

 投手である以上、だれもが先発をしたいと思っている。リリーフでいいと思っている投手はいない。せっかく先発のチャンスをもらったのだから死に物狂いでものにしてほしい。先発陣の台所事情も厳しいだけに首脳陣の期待も大きい。次回のマウンドで、どんな投球を見せてくれるのか楽しみだ。

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