交流戦でも苦戦続く広島 石原慶幸氏「今が正念場。精神的支柱でもある会沢に期待」
「広島5-12楽天」(4日、マツダスタジアム)
広島は先発・中村祐が4回5失点KO。投手陣が打ち込まれ、大敗を喫した。コロナ禍にも見舞われ、交流戦でもここまで2勝4敗1分けと苦戦が続いている。デイリースポーツ評論家の石原慶幸氏(41)は「今が正念場」と指摘。チームの雰囲気を変える選手に、下半身のコンディション不良から復帰した会沢の名を挙げた。
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コロナ禍で主力が多く離脱したこともあって、なかなかチームが波に乗れない。この試合も小園や林ら若手野手が頑張っていたが、投手陣が打たれて厳しい試合になった。
交流戦はこれで2勝4敗1分け。今がまさに正念場だと思う。リーグ戦にとっても重要なウエートを締める交流戦。試合はまだ11試合残っており、ここで踏ん張ることができれば、シーズン後半戦へ向けて弾みをつけることができるし、逆に交流戦で負けが膨らむようだと、上位チームとの差がさらに開いてしまうことになる。
幸いコロナで離脱していた選手も戻ってくる。チーム全員でなんとかこの苦境を乗り越えてほしいが、中でも私が期待したいのがコンディション不良から戻ってきた会沢だ。
この日は出場機会はなかったが、彼は精神的な支柱としてチームを引っ張っていける選手。こういう苦しい経験も何度もしてきた。投手陣も復帰を待ち望んでいたと思うし、責任感の強い選手でもあるので期する思いも強いだろう。チームの雰囲気を変えるような活躍を期待している。