広島・松山 2戦連発 ベテランがバックスクリーンに意地の一振り 6月逆襲へ「全力」
「ロッテ7-1広島」(30日、ZOZOマリンスタジアム)
ベテランが意地の一振りだ。広島・松山竜平外野手が六回2死、小島の直球を振り抜き、バックスクリーンに運ぶ2号ソロ。2戦連発のアーチは空砲となったが「しっかりと捉えることができました」と振り返った。
目覚ましい活躍を見せている。カード初戦の28日には2安打4打点で勝利に貢献。29日は今季1号の右越えソロを放った。この3連戦は12打数5安打6打点、打率・417と大暴れ。「試合がなかった期間、限られた練習の中で自分のやるべきことをしっかりやって、調整したことが出せている。間隔があいたけど、状態は悪くない」。コロナ禍で試合ができなくなった中でも試合への準備を怠らず、状態を上げた。
コロナ禍に見舞われたチームは、依然として厳しい状況が続く。それでも「若手が多いので、投手も野手も関係なく気付いたことは積極的に声をかけるようにしている」と年長者として気配りを忘れず、雰囲気作りを心掛けている。
5月は4勝7敗4分けと負け越し。そんな中、松山の連日の活躍はチームにとって明るい材料だ。6月の逆襲へ「チームの勝利に向けて全力で頑張ります」と力を込めた鯉のアンパンマンが主力不在の中、バットでチームをけん引していく。