広島・ネバラスカス 制球難露呈 安仁屋氏「1軍で投げられるような状態ではなかった」

 「ロッテ7-1広島」(30日、ZOZOマリンスタジアム)

 広島は来日初登板となる新外国人のネバラスカスを先発に送り出したが、制球難を露呈し2回2/33失点で降板した。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏(76)は「とても1軍で投げられるような状態ではなかった」と実戦不足を指摘した。

  ◇  ◇

 来日初登板のネバラスカスはストライク、ボールがはっきりしていて制球力を欠いていた。変化球も抜け球が多く、なかなかストライクが取れなかった。

 クイックもうまくできないから、走者を出すとさらに苦しくなる。簡単に盗塁され、走者を気にするから投球にも集中できず、ますますストライクが入らなくなるという悪循環になっていた。

 来日して2軍では2試合(練習試合含む)に投げただけで、明らかに実戦不足。コロナ禍による非常事態とはいえ、とても1軍で投げられるような状態ではなかった。佐々岡監督もよくこの状態で起用したなと思う。試合後は2軍落ちが決まっそうだが、直球は150キロを超えるいい球を持っているのだがら、それを生かすためにも、まずは制球面を修正しなくてはいけない。

 先発陣の苦しい台所事情は今後もしばらく続く。前日の玉村もそうだが、ほかにも2軍には遠藤や中村祐ら先発経験のある若手がいる。こういう時だからこそ、彼らにどんどんチャンスを与えていってもらいたい。

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