「ロッテ７－３広島」（２９日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　先発した広島・玉村は５回７安打３失点。プロ入り３度目の登板で目指した初勝利は手にできなかった。「味方に先制点をもらった中で追いつかれた。そこから粘れたら良かったんですけど」と肩を落とした。

　１点リードの三回、レアードに同点適時打を許し、五回は２死満塁からエチェバリアに中前に運ばれて、２点を勝ち越された。三回からの３イニングで５四死球を与え「攻撃につなげられない投球だった」と唇をかんだ。

　佐々岡監督は「藤岡の四球が痛かったよね」と五回、エチェバリアの適時打前に与えた四球を指摘。藤岡は前の２打席とも凡退しており「責めたらかわいそうなんだけど、勝てる投手になろうと思えば、藤岡に与えたような四球をなくしていかないと」と勝負どころでの制球力向上を求めた。次回登板には「楽しみな投手なのは間違いないけど、次回はちょっと考えようかな」と明言は避けた。